恋染紅葉 シーン28(最終回) 「恋染紅葉」 感想 そして紅葉は恋に染まる━━

ニセコイは表情の変化が上手く描かれてるってよく耳にするし、私も言うんだけど
この作品も十分感情表現の機微は描けていたと思います。
画力もそれなりにあって色気も出ていました。
ただ、今時はこういう物語はウケないのかもしれないですね…。

絵柄に関してもちょっとマニア向けというか、一般人には受け入れ難いものだったのかもしれません。
対して、ニセコイは万人受けしそうな絵。
ニセコイが人気なのもそこが一枚噛んでるんじゃないかな。私個人はミウラ先生の絵は大好きなんですけどね。

物語の内容は『女優と恋をする』という男なら一度は夢をみるものでしたが
これも今では昔ほど魅力的ではないのかもしれませんね。
会いに行けるアイドルなんてのがある時代ですから。

設定的に長続きは難しいものの、まだあと少しは話を広げられたよなあと思うと
打ち切りという結果が非常に残念でならないですね;;
まだ色々と掘り下げ足りなかった部分も多いですし…。
例えば「君のことをずっと見ていた」という紗奈の台詞が前回ありましたが
これはちょっといきなりすぎて読者も戸惑ってしまっただろうし
作者もこの紗奈の想いや感情は本当はじっくりゆっくり描いていきたかったんでしょうね。
でも、残された時間(打ち切り)はないからそんな悠長に描いてる余裕はない…
それでも、紗奈も最初から翔太に惹かれていたという事実だけはきちんと読者に伝えたかったんだろうなと感じました。

それは多分七里の場合もそうなんでしょう。
彼女が翔太を好きになったキッカケのお話
そして"子供の頃"翔太が七里を好きになった理由として、作者はいくつか過去回を用意してたんだと思います。
ただそれもやっぱり打ち切りという尺と時間の足りなさから、その全部を綺麗に描いてく余裕はなくて
でも少しだけでもいいから描いてあげたいという思いから
シーン25の冒頭2ページにさらりと彼らの子供の頃の回想を入れてあげたんだろうなと思います。

マネージャーはいつも主人公と紗奈の恋を邪魔をする役に徹していましたが
でもそれは紗奈たちの幸せが憎いからだとか規則だからなんて理由じゃなく
彼女たちを心から応援しているからこそ
もしも恋愛が世間に発覚したときのバッシングや二人の身の危険を心配し、そんな悲しい事態にはさせないと
必死に恋の壁役を演じていたのがわかりましたね。
マネージャーさんが好きなのは女優の紗奈ではく、素の紗奈なんだということがしっかり伝わってきて
最期の最期で、彼女に好感を持てました。

mmg_28_1.jpg

それにしてもこの主人公は本当に誠実な男の子でしたね。

フラフラと女の子を間を行ったり来たりしてぐらいついたりせず
最初から最後まで紗奈のことを想い通したその姿勢は非常に好感が持てるし、偉いなあと思えます。
初期の頃の彼は軟弱でひ弱でナヨナヨしすぎでちょっとアレではありましたが
小鳥と出会ってからは急成長して男らしさをグッと身につけて物語の主人公度を上げましたね。
主人公の容姿やメンタルが最初より上がったのはテコ入れで
フラフラ優柔不断な男にならなかったのは結果的に見ればそんな暇なかったといえばそうなんだけど
それでも、人気がでないおかげでこんな風に主人公が純真で真っ直ぐな男になれたのなら
それはそれで万々歳なのかなあと思います。なんとも皮肉なものだけどね(泣)




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━━━そして紅葉は恋に染まる…! ということで、最期に二人は想いを通じ合わせながら
凄く可憐でピュアリティ溢れるキスをしました。うん、良かった…本当に良かったよ(涙)

最終④巻の発売日は2月4日ですが
どうやらこれには大量40P描きおろしエピソード付いてくるそうですね。
なんという素晴らしい配慮ですかねぇ…。素直に喜びましたよ。
個人的には、7ドロップスのその後が非常に気になるし見たいです。
翔太たちと出会った経験を胸に
一人切磋琢磨チームの空気を昔のように明るく皆が笑顔でいられるものに戻そうと行動する小鳥ちゃん。
メンバー同士からかい合うことはあっても、苛め苛められという悲痛な争いはなくなりお互い和解し
心から仲間を信頼をしながら満面の笑みで楽しくステージで踊る姿を想像するのはそう難しくないですね。
ほんとに小鳥ちゃんいいキャラしてるよなあ…。この作品のなかでは一番好きです(^^)笑


坂本次郎×ミウラタダヒロ先生、今まで楽しい漫画を執筆して下さってありがとうございました!
長期連載の名作にはなりませんでしたが、自分の中では短期の良作としてしっかり心に残りました。
両先生の次回作を再び読める日を楽しみにしながら待っています。
本当にありがとうございました!!

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この記事へのコメント

しゅん

ジャンプのラブコメはなかなか長続きしないので、
恋染も正直・・・とは思ってましたが、やはり打ち切りで残念です。

俺もこの作品は好きでしたねー。
絵柄も好きでしたし、成長していく主人公にも好感持てました。
(心なしか、顔も少しイケメンになっていってたような??笑)

この二人には心の底から幸せになってもらいたいです^^

書き下ろしエピソード楽しみです!

2012年11月20日 17:23:28

紅茶">

紅茶

>>しゅんさんへ
おお、しゅんさんも恋染紅葉読んでいたんですね(^^)

>ジャンプのラブコメはなかなか長続きしないので、
ですねぇ…。
なんでだろう、今の少年たちは恋愛物語が嫌いなのか?笑
ジャンプで長期連載で綺麗に終わった恋愛作品といえば、いち100以降まだ一つも無いんじゃないでしょうか…?
(ToLOVEるはハーレムなので除外して)

>絵柄も好きでしたし、成長していく主人公にも好感持てました。
>(心なしか、顔も少しイケメンになっていってたような??笑)
小鳥編からほんっっとに激変しましたよねw 勿論、いい意味で。
もっとはやくから翔太を精神的に成長させたり男らしくさせればまたちょっと違った未来になったかもしれないですね。
海でorz←ポーズをしながら「会いたいよおおおおお紗奈ちゃああああん!!!」って叫んだのがとにかく黒歴史すぎる/(^o^)\

>この二人には心の底から幸せになってもらいたいです^^
>書き下ろしエピソード楽しみです!
ですです!私はとにかく小鳥ちゃんが大好きなので、はやく描き下ろしでその姿を拝みたいです!笑

2012年11月20日 20:24:00

カケル

恋染紅葉、終わっちゃいましたね。
でもやっぱり主人公の芯がしっかりしていたので読みやすかったと思います。(^-^)
最後は『耳をすませば』のラストシーンを彷彿とさせるようなものだったと思いました(ボクだけかも知れませんがww

とりあえず次の作品に期待ですね

2012年11月21日 22:17:51

紅茶">

紅茶

>>カケルさんへ
カケルさんも読んでいたんですねー(´∀`*)
そうですね、芯があってブレずにいたのが良かったです。

>最後は『耳をすませば』のラストシーンを彷彿とさせるようなものだったと思いました(ボクだけかも知れませんがww
確かに!ww
「結婚してくれ!」とまではいかなかったけど、最後ムギューっと抱きつくあたりで終わったのがちょっと似てましたね(^^

2012年11月22日 02:04:39

じん

恋染もう一回復活してくれませんかね

2012年11月25日 00:15:11

紅茶">

紅茶

>>じんさんへ
一度失ってしまったものは、もう取り戻せない・・・ッ!(涙)

2012年11月25日 11:37:06

語り部

「恋染紅葉」には連載当初は期待しましたが、ヒロインの数を複数に増やし、
ハーレム系の方向性に進み始めた時点で、私にはこの作品が
長期連載できずに終わる事は予想できていましたし、そうなるべきだと思っていました。
ハーレム系は進むべきではない誤った道だったからです。
ハーレム系はほとんどの場合描く対象が女性キャラに偏るし、
ハーレム系で長期連載しようとすると恋愛要素を含め、主人公達の関係性の進展を
遅らせがちです。そうなるとエロハプニングやシリアスでない痴話喧嘩など
単調なイベントが続くパターンが多く、マンネリになります。
それでは新人の創作力は全然育たない。経験が豊富で成熟した技量を持つ作家なら、
ハーレム系でも恋愛以外の要素とうまく共存させて、ある程度マンネリを
防ぎながら長期連載をすることも不可能ではないとは思います。
ですが恋染紅葉の作者達にはそこまでの技量はありませんでした。
それ故に、恋染紅葉が打ち切りになる事は私にとっては予想された
適切な判断であり、私にとっては望んでいた事でもありました。
下手に長く続く事は作者達の成長の為にも良くないと。
誤解して貰っては困りますが、私も恋染紅葉の絵は好きであったし、
当初はその成長を期待していました。
だからこそ恋染紅葉がハーレム系に繋がる路線を選び、自ら打ち切りへの道を
歩んでしまった事はまったく残念です。
たとえば、最初は拙くとも多カップル系(公式カップル複数)の道を選び、
男性キャラも描く幅を広げる努力をしていたのなら、結果的に失敗しても
更なる高みへと繋がっていく事ができただろうに…………。
あるいは一般人と芸能人の恋愛に焦点を絞り、主人公とヒロインの一対一の
恋愛にしておけば、3年以上の長期連載は難しくとも、これ程早い打ち切りには
きっとならなかっただろうに…………。
作者である坂本次郎氏とミウラタダヒロ氏には次回作での活躍を期待します。
CKB券などどうでもいいです。
ただ安易に萌えやエロに頼る愚行を繰り返すことなく、シナリオの品質そのものを
まず高める努力をしてくださる事を願うばかりです。
……………多カップル系であるならばより幸いですが。

2012年12月28日 23:28:18

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